視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚。
人は、五感によって状況を感知した上で、
習慣や経験、環境要因などに裏打ちされる感性によって
「今、ここ」の認識を行なっています。
そのあり方を理論的に解明することができれば、
国や文化、世代などの違いを超えて、
互いの感性を理解し共有できる世界を
実現できるのではないか。
そうした思いから、私たちは
『DIC 五感と感性の研究所』を立ち上げました。
本研究所では、DICの強みである
色と視覚特性、素材と触覚特性に関するデータを軸として、
事業会社・ベンチャー・研究者との超異分野連携により、
DIC単独ではなし得ない、新たな感性価値を生み出します。
そして、ここから生まれた知識にもとづいて、
プロダクトやサービスの開発を迅速に進め、
社会課題の解決に資するビジネスを創出していきます。
「人にとって、心地よさとは何か」を研究し、
新たな感性価値の提供を通じて世界の調和を実現する。
『DIC 五感と感性の研究所』が始まります。
DIC株式会社は、日本有数のファインケミカルメーカーとして、人々の生活に欠かせない包装材料、テレビやPC等のディスプレイに代表される表示材料、スマートフォンなどのデジタル機器や自動車に使用される高機能材料などの開発・製造を通じて社会に安全・安心、彩り、快適を提供しています。1968年には、日本で初めて印刷の指標となる色見本帳「DICカラーガイド」を完成。主観や感覚と強く連動する「色」に対して共通の基準をつくり、イメージを共有するための数値化を実現してきました。2016年からは「Color & Comfort」をブランドスローガンに掲げ、彩り豊かに心地よく暮らせる社会づくりを目指して、社会の変化や課題の解決に貢献する製品の開発にグループ一丸で取り組んでいます。
( upcoming collaborative projects )
テーマ
( theme )
概 要
( overview )
海に漂流するプラスチックは生態系への影響や海洋汚染につながる。プラスチックは適切に処理し再利用することで、環境負荷の軽減に寄与するため、海や道端に捨てにくいペットボトルを開発する。
テーマ
( theme )
概 要
( overview )
エスカレーターの手すりは安全性を担保するためにあるが、ベタベタ、汚そうというイメージから掴まっている人はほとんどいない。感性によって安全性を備える手すりを開発する。
テーマ
( theme )
概 要
( overview )
日常の中でなぜか捨てられずに取っておく紙袋と、すぐ捨ててしまう紙袋がある。その違いを色や素材、形、大きさ等から検証し、捨てにくい紙袋を開発する。
テーマ
( theme )
概 要
( overview )
微細藻類であるスピルリナから抽出した青い色の色素はなぜ人の興味を惹くのか、どういう場面で使うと心地よさを感じるのかを検証する。
テーマ
( theme )
概 要
( overview )
VRやメタバースが当たり前になる社会に備え、色や匂い、食感等を通じて、よりリアルに近づけていくための検証を行う。
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